プロ昇格者・桑原健輔

かれこれ４年前、格闘技とはとても似つかわしくないガリガリの体系でまるで中学生のような風貌でTheパラエストラ沖縄に入会した健輔１８歳。

負けん気が強く週５,６回毎日のように練習を欠かさない生徒です。

修斗ではフライ級、柔術ではルースター級、共に最軽量の階級で試合を重ね、柔術では青帯取得、修斗では自分の階級に相手がいなければ減量せずに上の階級で勝負するなどして経験を積み、今年４月の琉球フリーファイトでは若山さん（当時柔術茶帯）からグラップリングで一本勝ちするなどメキメキと実力を上げてきました。

Theパラエストラ沖縄では１番安定した試合っぷりで全日本選手権出場を決め、今年の全日本ではフライ級の中でも優勝候補として１回戦シードで挑みました。

優勝しか見えていないっす！と優勝する気満々で挑んだ今年の全日本選手権、初戦であった２回戦、準決勝と１本ＫＯこそできなかったもののグラウンドコントロールを中心に問題なく勝利。

この日もやはり安定している。

１本取れてないんで１本とって優勝しますよ、と自信満々で挑んだ決勝戦、１Ｒスパッと健輔の三角締めが入り、あわやの場面を作るも最後のセッティングが強引で極めきれずに２Ｒを迎え相手の猛攻を受けバックを許してしまい、ラウンドを取り合う形で延長戦へ。

２分間の短い延長でしたが三角で力を振り絞りきってしまった健輔は打撃で攻め立てるも、またまたバックを取られチョークを取られてしまい一本負けで準優勝という結果でした。

試合後、悔しくて悔しくて号泣した健輔、絶対優勝を掲げていたからこそ心底悔しかったんだと思います。

１Ｒの三角を強引に極めようとして力を使いすぎて失速したのは明らかでした、しっかりセッティングしていればとも思いますが、それができなかったからの敗北、その日の時点でそれが実力だったのだと思います。

優勝はもちろんしたかったけれど自身の甘さも分かったと思うので、天狗にならずもう一皮むけてプロの世界で戦っていけると思います。

ガリガリの世間知らずで入会してきた健輔ですが、昼間は寿司屋さんで寿司を握る職人さんになり、格闘技の面ではプロシューターになり１人前になりました。

２２歳まだまだ人生これから。今後どんな人生を歩んでいくのか楽しみです、

がんばれ健輔！

皆様今後とも応援よろしくお願いします、そして健輔の活躍ご期待ください！